キンポウゲの仲間
サハリンの春は遅い。5月は雪融けの季節であり、寒々とした木々に新緑が付き始めるのは5月末頃である。やがて6月の後半から野原は黄色の世界に一変する。花はミヤマキンポウゲに似ているが、葉の様子が少し違う。キンポウゲの仲間と思われる花々が地平線の果てまで大地を埋め尽くす。その景観には、しばし目を奪われ、圧倒される。