エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)

分類:ケマンソウ科キケマン属
学名:Corydalis ambigua
撮影日:5月中旬




 
サハリンでは春先の落葉広葉樹林帯の林床でよく見かけました。

 近縁種のミチノクエンゴサク、ヤマエンゴサク、ジロボウエンゴサクなどよりも青の色彩が鮮やかに見えます。

 また同属のキケマンやムラサキケマンなどと違って、毒性はありません。食べた事はありませんが、食用になるそうです。その塊茎(かいけい)は漢方薬の鎮痛剤として利用されます。

 この花もサハリンでは開花後に雪に見舞われる場合があります。