夜明け(2008年1月、ポロナイスク地区)
冬季の明るい時間帯は限られており、この日も行動を開始したのは暗いうちだった。
やがて少しずつ明るくなり、太陽が地平線から完全に顔を出した。しかし、街道は明るくならなかった。
薄い雲が広がり、陽光を遮っていたのだった。凍てつく外気の中にいると、太陽までも凍ってしまったように感じた。