ダケカンバ(ベールイメドベーチ(白熊)付近) この日、ノグリキ地区の気温はマイナス30度以下になっていた。道路から見えたダケカンバは凍てつく寒風の中で踊り狂っているように見えた。 ダケカンバは岳樺であり、この字に表されているように、日本では亜高山帯で見かけるが、ここはオホーツク海の浜辺に近かった。 しかしハマカンバ(浜樺)という樹木は存在しない。