ユージュノサハリンスクのナナカマド
晩秋のユージュノサハリンスク市内で目立つのはナナカマドの赤い実である。赤い実は、木の葉が落ちた後に、ますます目立ち、その存在を自己主張しているようだ。ナナカマドの実には、苦味があり、野鳥は、この実を食べようとはしない。やがて市内は大雪に見舞われ、本格的な真冬の寒波が到来する。そして冬の終盤、ナナカマドには野鳥が飛来し、赤い実は少しずつ少なくなっていく。ナナカマドの実は厳冬期に徐々に苦味が薄れていくのだろうか。