サハリン州郷土史博物館(旧樺太庁博物館)
 市内を散策し、最も際だって見える歴史的な建築物は郷土史博物館ではないだろうか。
戦後、多数の日本的建築物が建て替えられていく中で、ここだけは昔の面影が色濃く残っており、立ち寄る事だけでも昔の日本を感じさせてくれる唯一の場所でもある。
僕が訪れたある初夏の休日、入り口の池の周囲には多数の子供連れの人々が憩いでいた。
建物の裏側には日本風の築山があり、ビオラが咲いていた。
ここを散策している人々の表情も何かしら和んで見えた。