ロシアの自然から![]() |
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ここではロシアの様々な自然について少しずつ紹介していきたいと思います。 | ||||||||||||||||||||||||||
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ロシアの自然ではないのですが、ロシア登山界の朗報をお伝えします。 | ||||||||||||||||||||||||||
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世界の登山界で最も権威のある『ゴールド・アイスピック大賞』の2004年度の受賞者に、アレクサンドル・オジンツォフ隊長以下10名のロシア隊が選ばれた。今年は著名なポーランド人登山家であるクシシトフ・ヴェリツキー氏を団長とする審査団が、本日グルノーブル市でこのような決定を下した。 ロシア人アルピニストたちは、ネパールにある標高7710mのジャヌーへ北壁から登頂し、名誉ある褒賞に輝いた。ジャヌーはヒマラヤの最も美しい頂上の一つであり、全世界のアルピニストたちに注目されてきたが、このルートで登頂出来たのはロシア隊だけだった。 イタルタス通信の報道によれば、世界の優れたアルピニストたちは過去25年間ジャヌーの頂上に立つ事は出来なかった。 彼らは、アンデス山脈やアラスカなど、他山の登頂を果たしたアメリカ、フランス、イタリア、アルゼンチン、スロバキアのアルピニストたちが体験した難易度や技術を凌駕したと評価され、ロシア隊の成果が2004年度の最も優れたものと認定された。 『ゴールド・アイスピック大賞』は1991年に制定され、今日に至っている。去年のこの大賞の受賞者もネパールのヌプツェに登頂したワレーリー・ババノフとユーリー・コシェレンコのロシア人たちだった。 |
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カムチャッカの雪崩の話しです。 | ||||||||||||||||||||||||||
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カムチャッカでは2月2日に断線したムトノフスキー地熱発電所から中央電力ブロックまでの送電線の復旧が回復していない。ノーボスチ通信(RIA Novosti)が電力会社の『カムチャッカエネルゴ』広報部での情報として伝えるところによれば、事故の原因は、バルハトナヤ山の斜面で発生した雪崩であり、それが送電線の二本の支柱を押し流して断線したが、そのうちの一本の支柱は耐雪崩設計された基礎上に設置されていたものである。 住民への正常な給電を確保するために、ペトロパブロフスクの第一号火力発電所の予備設備が稼働した。事故の復旧を妨げているのは、降雪と吹雪による視界不良、及び深い雪(4メートル程度の積雪)の中で重車両を移動出来ない事である。必要な資材や部材はヘリコプターで運ばれている。 自給自足システムで稼働しているムトノフスキー地熱発電所はタービン停止の危機に見舞われており、停止となれば、極めて重大な結果を招く事になる。従って、雪崩の危険が増し、荒天警報がカムチャッカ雪崩対策センターへ伝えられたにもかかわらず、専門家で構成される二組のパーティーが土曜日に事故発生場所をめざして出発した。バルハトナヤ山の斜面で新たな雪崩が発生する可能性が高い条件の中で、 彼らは送電線の木製仮支柱を据え付けしなければならない。 カムチャッカ雪崩対策センター長のロベルト・シャイフトジノフの話しによれば、支柱を崩壊させた雪崩の容積は44万5千立方メートルだった。耐雪崩設計された基礎上にありながら、雪崩により山の斜面から押し流された支柱は、根本から引き抜かれ、設置場所から300メートル離れた所で発見された。 新雪が1メートルに達しており、現在のトレイ状になっている方向で新たな雪崩の発生する可能性は極めて高いと、シャイフトジノフは話した。 彼の説明によれば、ムトノフスキー地熱発電所の建設開始以来、これまで雪崩により6本の支柱が消滅している。送電線崩壊の危険を無くし、補修作業時に人命を危険にさらさない方法は、唯一、送電線のルート変更である。雪崩対策センターは雪崩地帯を回避したルートへの変更を求めるとの事である。 現在、ビリューチンスキー火山地区とバルハトナヤ山地区には、最も雪崩の危険度の高いカ所を砲撃するために二門の大砲が届けられた。 |
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ハバロフスク地方のヤマダニ情報です。 |
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脳炎ウイルスに感染したダニが吸い付いた事例が、6月前半に地方センターに二件登録された。 ハバロフスク国立保健防疫監視センターでは、今のところ、これは中間的な診断に過ぎないと認定しており、結論を出すにはまだ何回か調査を実施する必要がある。両方の事例で、とても小さな吸血虫の犠牲者になったと思われるのは老齢の人たちだった。 6月21日現在のデータによれば、医者に救護を求めて499名のハバロフスク市民が来訪し、そのうち75名は子供だった。去年のこの時期は、ダニに咬まれた事例は299件だけ登録されていた。 今季のダニの活動がピークだったのは5月末から6月前半だった。医師たちは寒く、雨がちな春が原因だった可能性があると判断している。しかし、危険な吸血虫がいつもより遅く目覚めたのに、夏季最初の月の中頃には去年のデータを上回った。 ハバロフスク微生物学及び疫学研究所自然病巣感染部門では、吸いついた最初の吸血虫が、調査のために4月19日に持ち込まれた事を確認している。そしてそれは例年よりいくらか遅かった。ここで最も暑かったのは6月7日から15日までの週で、その時期、市民はダーチャ(別荘)、ピクニック、ハイキング、そして魚釣りへ出かけた。そしてここの研究所へハバロフスク市内の公園を散歩した後に引きはがしたダニさえもが持ち込まれた。調査の結果、吸血虫の17パーセントがダニ脳炎ウイルスを保持していた。 ついでながら、去年のシーズンは州内でダニ脳炎が15例登録され、発病率指数は全ロシア平均よりも72パーセント低かった。発病者のうち2名は子供であり、ワクチンを受けていたので症状は軽かった。しかし、二人の大人は、ワクチンを受けておらず、医者を訪れたのも遅く、残念ながら死亡した。 タチヤーナ・モルドワノワ |
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6月現在、シベリヤ方面ではダニがまだ活発に活動しています。森などへ行く人はご注意下さい。 |
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昔から白樺はロシアのシンボルと見なされている。白樺は丸みをおびた菱形の木の葉と垂れ下がった枝が特徴の、高くて白い幹を有する樹木である。白樺はその美しさと、それがもたらす大きな効用により人々に愛されている。白樺は本当に驚くべき特性を有している。秋までに白樺は養分となる貴重な物質を幹に蓄え、春に白樺の根が必要とする水分を吸収すると、その養分が溶解し、幹の上部へ上がり、枝へ伝わる。幹が傷ついた部分では、この『溶液』、つまり『ジュース』は外へ流出し、樹皮をつたわって流れる。人々は昔からこの現象を『春の落涙』と言った。この現象は木の葉が開くまで数週間続く。 民間療法では白樺ジュースは血液をきれいにし、血液を健全にするものとされている。皮膚病、様々な湿疹、発疹、(細かい)吹き出物、産褥熱、炎症を伴う疾病の際に体内をきれいにする目的で飲用され、性病、痛風、関節炎、リューマチ、及び壊血病の際にも飲用される。白樺ジュースには容易く消化される糖分と、(生物が含有する)多数の微量元素が存在するので、健康増進作用をもたらし、体内の抵抗力を高め、潰瘍で衰弱した部分の治癒を促進させ、痛風の痛みを和らげ、利尿作用がある。白樺ジュースは関節の炎症時、冬季の風邪の後や、負傷、外傷後の体力増強の為に勧められる。これは除痰薬でもある。さらに、白樺ジュースは尿道結石の際にも飲用される(新鮮な白樺ジュースを一日三回各一カップずつ飲用。白樺ジュースは石を砕き、それを尿と一緒に体外へ流出させる。)。白樺ジュースは外用薬として、乾癬、疥癬、湿疹、にきび(この場合は洗顔用として)に適用される。また、ジュースで洗髪や洗顔もする。白樺ジュースは筋肉を活性化させ、(頭の)ふけを除き、髪の発育を育成する。そして、白樺ジュースは気管支炎、結核、他の肺病、及び循環系(アテローム性動脈硬化)の治療に、総合健康増進剤として利用される。 一日三回各一カップの服用で、治療期間は一ヶ月から一ヶ月半である。 参考ページ(Samovarの投稿記事です。) http://www.rosianotomo.com/toko/yasai.htm |
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