ラードガ号の機関長(この時45歳)。船長と交代で舵をとっていた。
寡黙で真面目な仕事ぶりは、いかにも軍人上がりといった感じだった。
海上と違って大河は穏やかであったが、所々に浅瀬があり、アムールで船を操る者には
一定の経験が必要との事であった。彼らも水深が記載された航行図で時々確認していた。