アムールスク市の紋章

アムールスクの人口の変化
1959年 3500人
1970年 24000人
1979年 40800人
1986年 52000人
1989年 58300人
1992年 59600人
1996年 56700人
2000年 52300人
2001年 51900人

アムールスク市

アムールスクからは北へ32kmでコムソモリスク・ナ・アムーレがあり、
ハバロフスクは南西に235km離れている。
最寄りの鉄道駅はムィルキ駅で
アムールスクから16km離れた所にある。
アムールスクの起源はパダリ湖に近いナナイのパダリ村だった
(ナナイ語でポダラは『涸れた』の意味)。
1950年代にパダリ村のそばでパルプ工場の建設が始まった。
1958年、アムールスクの町が形成され、
コムソモリスク・ナ・アムーレ市に隣接する工業地区となった。
市に昇格したのは1973年からである。
アムールスクはアムール川の岸辺に位置している町なので、
その名の由来となった。
現在の産業としては紙パルプと
家具・木材加工コンビナート等があるが、
主要な企業は国からの発注を受けている機械製作工場の
『ヴィムペル』、『アムールスク家具木材加工コンビナート』である。



アムールスクの郷土史博物館は1972年に開館した。
館内には17世紀の最初のアムール開発に関する展示品、
19世紀後半から20世紀初頭におけるロシア人開拓移住民に関した展示品、
ナナイの文化、風俗、習慣に関する展示品、アムール流域の新石器時代の展示品、
ナナイの伝説、アムール流域の先住少数民族の工芸品などが展示されている。

上記の漢文は博物館の見学中に博物館側から提示され、どんな事が書かれているのか教えて欲しいと質問された際に撮った写真である。同行した先生方のお話では、この地方がまだ清朝の影響下にあった頃、清朝の役人がこの地方の者に何らかの役職(例えば村長)に任命した証書のようなもののようである。(まだ先生方に確認していないので、後で訂正するかもしれません。)